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Episode.03 |
●Oh!プレッシャー この曲は「幼稚園の入園テスト面接を受けた時って、こんな感じだったなあ。」っていう、回想シーンからはじまります。その4歳の春の記憶を、いつ回想してるかって言うと、今、まさに彼女の父親に初めて対面してる真っ最中という。まるで漫画みたいな(決して漫画を安物みたいに思っているのではありません。大好きな漫画もあります。)設定です。が、実際、現実にありえそうな状況なのでちょっと笑えるのだと思います。 本物の幼稚園の先生をしているある女性は、この曲を聞いて、「ホントにこのとおり。いつ見たの? 面接とかで私たちは子供のそんなとこ見てんじゃないのに、お母さんが窓越しに、いっしょけんめ、 なんか合図出してんの。」とか。またある男性の友人は、彼女との結婚の許しを得るために、 彼女の両親に会いに行く日。「Oh!プレッシャー歌いながら行ったんすよお。」ですと。 うれしい限りです。 ●水曜日じゃ意味ないんだ 歯医者ってとっても行きづらい場所のひとつだと思います。たいへん怖いイメージがありますね。相当悪くならないと行かないって言う人や、少しぐらい痛くても、「今時水」(こんじすい)塗って我慢しちゃうっていう人もいるんじゃないでしょうか。本当は定期的に検査してもらったり、歯石取ってもらった方がよっぽど簡単に済むはずなのに。 ●かんちがい 同じ人に何度も失恋する。それもドーンと重いんじゃなくて、軽ーーく失恋する。何かそういうのっていいなあ。(何がいいんだか??)おもしろいんじゃないかなあ?って思って・・・いろいろ考えて・・・書きはじめたのですが・・ここに登場する女性も悪女とまではいかないにしても、なんだか危なっかしい空気を感じます。地下鉄の階段で彼女が突然泣き出したのは、何だったのでしょう??例えば、この女性のつき合っている男性が、勤めている会社の上司で・・妻がいて・・いわゆる不倫で・・この歌の中の僕は、この女性のことが心配でならない。不倫の恋に悩みながら、明るく振る舞う。そんな噂に心揺らされながら僕はかんちがいの恋をしているのでしょうか。そんなことは、全く考えもせず、軽い気持ちで書き始めた曲でしたが、出来上がってみると、こういう結構ヘビーっていうか、 特殊なシュチュエーションになってしまいました。作品が一人歩きすることがよくあるのですが、この作品は、 ある意味、作品一人歩きの好例なんじゃないでしょうか?はじめは、「かんちがいも恋のうち」なんていう、 軽いテーマだった気がします。勝手に成長してくれた。って感じ。 ●君とだったら オムニバスアルバム「四谷フォークジャンボリー」に、収録してあるのは、ライブハウス、フォーバレーのスタジオでの録音です。サビの「笑ったり遊んだり・・・」の部分が、移動ドで言うところの、「ミレドレミ」の連続攻撃になっています。以前から「ドレミと上がる音程とミレドと下がる音程のこのふたつは強力だなあ。。。」と感じていたのですが、「それじゃあ、そのふたつをくっつけたらどうなるの?」と挑戦(?)してみたのがこの作品の始まりです。がっこの場合、作曲はギターを適当に弾きながらか、あるいは、鼻歌からの場合が多く、ましてや楽譜にオタマジャクシを並べるなんてことは有り得ないので、(アレンジするときは別問題ね。コーラスの音積んだり、独りアカペラは後戻りできない作業なので、完璧な譜面を作ります。)そういった意味では特殊な作り方をした作品です。考えて作ったわりには大変ナチュラルな仕上がりでしょ???2番の「過ちも、強がりも涙も、君とならいいかなって不思議。」ってフレーズ、かっこいいでしょ? 気に入ってます。 |
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