携帯版ガックラ
ガックライ
Episode.05

●他の誰かじゃだめだから

「東京ラブストーリー」って言うテレビドラマがありました。原作は柴門ふみさんの漫画です。これもすでにかなり懐かしい話になってしまいますね。そのドラマの中で赤名リカがカンチに向かって「他の誰かじゃダメなんだからね!」って叫ぶシーンがあったのです。私は「これっていい台詞だなあ。」って思ったのですが、誰に聞いても「そんなシーンあったかなあ??」なので私の記憶の中だけの幻かも知れません。 でも、それでもいいのです。「他の誰かじゃダメなんだからね!」。いいじゃあないですかあ。

●ヒーローになる日

何のTVドラマだったか、忘れました。大塚寧々さんが(その頃ファンだったと思う)「恋も仕事も、私、くやしい!」と言って泣くシーンがあったのです。「この台詞、良いなあ」って思ったのです。「恋」と、「仕事」ていう、一見あいいれそうにない、大きくかけ離れた単語2つ。ではありますが、この台詞の彼女にとっては、どちらも同じくらい大切な要素だったのでしょう。で、恋も、仕事も、遊びも、何にもない日々も・・・の歌詞が生まれました。 もうひとつ。実はこの歌の1番の「明日もっと笑えるように」の部分。はじめは「心痛くならないように」だったのです。それは・・・ エンセン井上っていう、総合格闘技のファイター(レスラー)がいます。 (2000年に現役引退しました。)彼は日系2世ですが、心は強力な日本男児で、 いつも、ものすごい根性ファイトを見せてくれます。また、背中のいかつい「大和魂」のTattooと、 少したどたどしい日本語のアンバランスがとっても魅力的です。その彼が、残念にも負けてしまったある試合の後、 インタビューで「エンセン、キョウハ、ココロ、イタクナイ。マケタケド、ココロ、イタクナイ。」と、言ったのです。 勝手に解釈すると、「勝っても納得のいかない試合もある。今日は負けたけど、せいいっぱいやった、 頑張った結果だから満足している。」っていうことでしょうか。その時、私は、「かっくいいなあ。 僕も心痛くならないように頑張ろう」と思ったのです。

●遊園地の魔法とけるまで

あっちのホームで君が手をふる・・・これは「あっちのホームで」でなくてはいけません。「向こうのホームで」では、ちょっと違う。「反対のホームで」では絶対違う。こんなシャイで純粋な恋はもう存在しないでしょうか?いえいえ、きっとまだあると思います。作詞家の松本隆さんは松田聖子さんの歌った「赤いスイトピー」の作品の中で、「なぜ、知り合った日から半年過ぎても、あなたって手も握らない」と表現されています。それです。その感覚です。しかし松本さんは凄い。凄すぎる。Gakkoの中では、(もちろんGakkoの頭の中だけの話ですよ。)この歌の主人公を演じてくれるのは、コリン・ハンクス(トム・ハンクスの息子。俳優です。)なのです。ラストシーンでは、彼は彼女を追いかけて「あっちのホーム」まで全速力で走って行きます。階段を全速力で走って上って、やっとの思いでたどり着いた「あっち」のホームでしたが、無情にも!ちょうどのタイミングで電車のドアは閉まってしまいます。「あららあ、またやっちまったよお!しょぼん」なのです。で、仕方なく帰ろうとしたのですが・・・次の瞬間、背後から彼女が呼びかけてくれます。そうです、待っていてくれたのです。ここから、カメラは迷わず「こっちの」ホームからの「引き」のシーンですね。電車が走り去った「あっち」のホームで彼は彼女に一生懸命何か語りかけています。カメラがある「こっち」のホームからは、彼が何を言っているかは分かりませんが一生懸命語りかけています。やがて二人はゆっくりと歩き始めました。電車に乗らないのでしょうか?歩きながら彼は彼女に 一生懸命語りかけています。遊園地の魔法とけるまで・・・

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