7月前半の日記ぢゃないけど
2003/07/14(月)もうなってますよう
先週金曜日のガッコライブ。今回はガッコバンドトリオ、男3人で演奏したのだが、お客さんには申し訳ないと思うぐらい、私自身も思い切り楽しませてもらった。記録用に回しているビデオを見ると「ガッコ・フルスロットル」という形容がぴったり!といった感じでしゃべりまくって、後半はギターを弾きまくっている。結局2時間以上演ってしまったのだが、これがほんとに「あっという間」にしか感じないから皆さんも楽しんでいただけたんじゃないかと思う。終わった後はお決まりのように打ち上げがある。あまり時間が無かったが、「めちゃめちゃ上手いおっさんバンドになりたいねん」みたいなことを言ってたら、手伝いに来てくれたアシスタントの男性が「もうなってますよう」と自信たっぷりに言ってくれた。彼は尊敬の意味も込めて正直に答えたのだろうが、「やっぱりおっさんバンドかあ」と妙に納得してしまった。
2003/07/07(月)増えることはあっても
この「日記じゃないけど」の読者も増えているようでうれしい。「ところで、カメラは見つかりましたか?」などと、突然聞かれたりしておもしろい。その答えは「残念ながら未だ見つかりません」だが、その原因は物が多すぎるからに違いない。相変わらず、私の部屋は物であふれかえっている。楽器や機材は増えることはあっても、なかなか減らせる物ではない。CDやビデオテープの類も増えることはあっても、減ることはないと思われる。「何とか整理出来ないか?」と、以前にも書いたが、野口悠紀雄氏著「超整理法」を読んで、少しずつ(ほんのわずか)ではあるが実践している。「捨てる技術」なんて本も読んだ。「気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ」などという最近のベストセラーも読んだ。結局、こういう本も増えていくばかりで、減らすことは難しいぞお。
2003/07/03(木)マニアックな米屋7
マニアックな米屋の第7話。先程、彼が「もう少し白くしましょうか?」と言ったのは、一度搗いたその米をさらに精米するかどうかを聞いたのだと思っていた。そうではない。新しい3kgを精米したのだ。じゃあ、さっきの3kgは、どこにいくのだろう?と疑問がわく。「さっきのお米を搗き直したんじゃないんですね?」と聞くと、「ダメダメ!そんなことしちゃダメ!そんなことしたら胚芽が全部飛んじゃいます!」と、「バカなこというな!」と言わんばかりの剣幕で、それ以上の質問は出来なかった。しかしながら店主らしき彼は上機嫌で、自ら店のガラス戸を開けて店の外までお見送りをしてくれた。「お若いのに五分搗き米を食べているなんて感心だ。」などというお世辞までふるまうサービスぶりである。見た目ほど若くない私であるので、恥ずかしくもあり、返事もそこそこに退散することにした。家に帰ると、ポケットに領収書があった。米を丁寧に袋詰めした後、「領収書は要りますか?」と、聞きながら、もう「今にも書き始めん」としていて、ほとんど「勢い」でもらった領収書である。そこには「大玉村産ひとめぼれ分搗き米3kg」と書かれていた。どこの都道府県に在るのか分からない「大玉村」といい、三分搗きでも五分搗きでもない「分搗き米」といい、マニアックすぎて呆然とする。このコントに大きなオチはなく、なんだかシュールな幕切れとなった。完
2003/07/01(火)マニアックな米屋6
マニアックな米屋の第6話。どうやら玄米をうまく五分搗き米に精米することはむずかしいらしいが、何よりその精米した本人が満足していない様子だ。「もう少し白くしましょうか?」の問いに対する私の返事の選択肢はひとつしかなかった。「もう少し白くして下さい。」とお願いすると、「待ってました」とばかりに今度は無言で作業場に消えた。またまた結構時間がかかる。いったい、何をしているのだ?と作業場を覗き込んだとたん。彼は大きな声で「入っていいですよ。どうぞ、入っていいですよ。どうぞどうぞ、靴もそのままで、どうぞ、入っていいですよ。」と、かなり強引に私を招き入れた。彼は大きな機械のスイッチを操作し、「何かしらの量やスピードを調節するとおぼしきダイヤル」を「くりくり」している。米が流れる音を聞きながら真剣に「くりくり」回し、また「くりくり」戻したりする。その後、機械から出てきた米をチェックしながら、またブツブツ言っている。が、今度はうまくいったらしい雰囲気がひしひしと感じられる。「これがさっきの米で、これが今度の米です。このぐらいでいいですかねえ。」実はその米の違いはよくわからなかったが、ここでも私の返事の選択肢はひとつしかなかった。「はい。それで結構です。」と返事をすると、彼は満足げに次の作業に移った。すみません。まだ続きます。