5月前半の日記ぢゃないけど
2004/05/15(土)働くガッコバンド
P.A.オペレーター熊谷さんからの依頼があり、木曜日金曜日の2日間、ガッコバンドの4人で「仕事!」をした。仕事の内容は「ヤマハの新製品デジタルミキサーのデモンストレーション」。主役はそのミキサーとそれを操る熊谷氏。バンドはあくまで脇役であり、お客さんはといえばプロのオペレーターやディーラーといった、かなり特殊な状況ではあったが、バンドで仕事ができるなんてうれしいではないか。それも旧友と一緒に仕事ができるというのは、相当な快感であった。「雲の向こう満天の星」を数回演奏したのだが、結果としては大きな事故もなく、私たちの役割も充分果たせたようで、私たちも一安心。イベントとしてもうまくいった様子。皆さんたいへん機嫌がよかったように思う。かなりお世辞が含まれてはいるだろうが「いい曲ですね。CDとか出てないんですか?Web配信とかされてないんですか?」とか何度も聞かれた。ヤマハのお偉いさんと思われる人たちが「信じるーよーにーー」なんてサビの部分を口ずさんでくれたりなんかして、「ホントにお役に立てたのね。」と思った。おだてられたら何でもするからまた呼んでね。
2004/05/10(月)ミルコ2
前々回のミルコの続き。その「生きた殺人兵器」そのもののミルコ・クロコップ選手が先日のPRIDE GP開幕戦初戦で敗れた。それもケビン・ランデルマンという、ある意味格下の選手にボコボコにされてしまったうえ、完璧なK.O.負けを喫してしまった。これには本当にびっくりし、TVの前で思い切り興奮した。K-1のリングからPRIDEに一人乗り込んできたミルコ・クロコップ選手。それまでは、PRIDEの選手達をばったばったと蹴り倒し、正に悪者ターミネーターという感じであった。私の大好きな桜庭和志選手の眼底を骨折させた後は「誰かミルコを止めてくれ!だれでもいいからやっつけてくれ!」という願いであった。昨年、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラというブラジリアン柔術の選手が初めてそのミルコ選手に黒星をつけた。寝技でミルコ選手からタップ(ギブ・アップ)を取った際には、感激のあまり泣いてしまった程であった。が、今回は全くの番狂わせ。GPにミルコの姿はもうないのである。残念でならない。ミルコ選手は母国クロアチアでも英雄扱いで、最近国会議員になった。小泉総理にPRIDEのオープンフィンガーグローブをプレゼントするシーンがニュースで流れた。だんだんとターミネーターではなくなっていった。ある試合後のマイクアピールを英語で喋った。その時、PRIDEをK1と言い間違え、思い切り照れてかわいい笑顔を見せた。ミルコの血はもう緑色ではなくなってしまっていたのだろう。カムバック!緑色のミルコ!目指せ「ターミネーター2・パート2」!
2004/05/06(木)斬鉄剣
前回のミルコの続きを書くべきところではあるが、あまりに驚いたのでこの話題を。ご存じ漫画「ルパン三世」の登場人物に「石川五右ェ門」という純和風の「サムライ」然とした男がいる。石川五右衛門の末裔に当たるという設定で剣の使い手。鉄はおろかダイヤモンドすら両断する切れ味を誇る「斬鉄剣(ざんてつけん)」という刀を持っていた。この「斬鉄剣」は数本の名刀を一緒に溶かして打ち直したという、由緒正しいのか正しくないのか、よく分からないがとにかくすごいものであるという、これまた設定であったが、何しろ切れ味がすごい。私の記憶が正しければ、自動車や飛行機などもまっぷたつに!すっぱり!切っていたように思う。漫画だからと思っていた。昨日のトリビアを見た人はもう分かるだろうが見ていない人のために説明する。番組では「日本刀とピストルはどっちが強いのか?」と言ったテーマで「固定された日本刀に向かって5mの地点からコルト・ガバメント45口径の弾丸を発射する」という試みがなされた。そして、なんと!日本刀はその弾丸をまっぷたつに切ってしまったのだ。その上、刃こぼれもしなかった。そうなのだ。日本刀はピストルの弾を切れるのだ。「斬鉄剣」は存在するのだ。と、いうか、その日本刀、特別なものではなく90万円程度の普通もの(?)だというのだ。数本の名刀を一緒に溶かして打ち直したりしなくとも、90万円出せば誰でも斬鉄剣を手に入れることができるのだ。テレビに向かって拍手しちゃった。すごーい。
2004/05/04(火)ミルコ
ミルコ・クロコップという格闘家がいる。K-1にいたときは現職のクロアチアの警察官(クロ・コップ)で、ミルコ・クロ・コップ・フィルポビッチと名乗っていたように思う。もとはボクシング出身でK-1の選手として有名になった。K-1においてもかなり強い選手ではあったのだが、3年ほど前、総合格闘技(寝技もアリ)のPRIDEに転向してからがむちゃくちゃ強い。ハイキック一発で対戦相手をノックダウンしてしまうのは当たり前。ミドルキックでも、あばらを折ったり、パンチ一発でボブ・サップの「ほお骨」を砕いたシーンは多くの人が見たと思う。さらには、リングにのびた相手に「もう一発トドメを入れる!」という冷酷さも持ち合わせ、「生きた殺人兵器」そのものである。いつもたいへんクールで表情もほとんど変わらない。インタビューなどでもすんごく冷静に?ほとんど何も答えない。なので私は「この人(の皮膚を)切ったら青か緑色の血が出るんじゃないか?」ぐらいまで思っていた。「ミルコでターミネーター2の実写版(ぢゃあ、あの映画は実写版ぢゃないのか?)を撮ればいいのに」とも思った。「ターミネーター2・パート2」だ!これは画期的だ。すごいかも知れない。続きます。