8月の日記ぢゃないけど

2004/08/30(月)侍〜さむらい〜

多くの人が寝不足になったと思う。アテネ五輪、日本のメダルラッシュが凄かった。過去最高の37個を獲得できたとのこと。大和魂やら侍魂がよみがえってきたようにも思えて、わくわくしながら多くの競技を観戦した。見ていてたいへん気持ちいいし、メダルを取った選手の誇らしげな態度や堂々としたインタビューを見ると、日本人としての誇りみたいなものも感じる瞬間があった。初日(?)の柔道の田村選手と野村選手の金メダルと、その態度がよかったんじゃないかと勝手に思っている。勝っても冷静。そう簡単にはガッツポーズをしないという、そのたたずまいは大和魂を象徴するようにも思った。そして今回初めて公式競技となった女子レスリングも、たいへん興奮し、また楽しませてもらった。日本人選手の快進撃とその態度に「うわあ、侍やー」と叫んでいた。女性に対して「侍」なんて私だけの感覚かと思っていたら、シンクロナイズドスイミングの「チーム」では、「侍8人出陣」というようなタイトルで放送された。「なんやー。みんなそう思ってたんかあ!」と、うれしいような、ちょっと残念なような。しかしながら女性も侍なのだ。かっこいいぞお。

2004/08/23(月)浴衣姿の・・・

夏は花火大会や夏祭りが各所で催される。そんなときには町中でも電車内でもたくさんの浴衣姿の女性を見かける。どうやら私は浴衣姿の女性が好きらしい。というのも、時々浴衣姿の美しい女性を見つけて、思わずふらふらとついて行ってしまっている自分がいて「おおっ、いかんいかん」と反省することがあるからだ。先日は、ふらふらとついていったのではなかった。JRのある駅で二人組の中年女性の「あら!大きな人ねー」という叫び(?)に反応してしまった。視線の先を見ると、すらっとした長身の浴衣姿の女性が乗り越し精算機を操作している。 身長は170センチはあるだろうか?姿勢もたいへん正しく、浴衣の着付けもかなりのものである。後ろ姿しか確認できないが、美しい人だ。プロのモデルか?とも思った。こちら振り向いて欲しいと思うのは自然な欲望だ。歩みをスローダウンして振り返るのを待つが、彼女、乗り越し精算がなかなかうまくいかない様子で格闘している。「うむうむ、かわいい女の子で機械は苦手なのかな?手伝って上げたいな」などと想像している時にやっとのことで、振り向いてくれた。どんな美しい女性だろう?と、期待したら、なんと!!!お・か・ま・ちゃん・じゃないか!それなりに美しいのだけれど・・・うううーーん。浴衣姿のおかまちゃん。悪くはないんだけれど。

2004/08/09(月)ジェイク

ジェイク・シマブクロというウクレレプレイヤーをご存知だろうか?日系の顔をしているが、日本語は、ほんの少ししか喋れないハワイ在住のスーパーウクレリスト。そのテクニックは間違いなく世界No.1レベルであろう。とにかくすごい。TVのハワイ観光のCM(?)などにも出演していて、だんだん有名になってきたようだ。先日、都内某所で行われた彼のミニコンサートに行った。そのコンサートは彼の新作CDの販売促進であったようで、数曲生演奏で楽しませてもらったあと、サイン・握手会が行われることになった。私はそんなことも予想していなかったし、サインも握手もたいして興味もなかったのだが「立ち見のお客様からどうぞ」の誘導に従って進むと、あっという間に7〜8番目くらいに並んでしまった。「どうしよう?今日に限ってサインしてもらうCDなども持ってないし・・」と少し困っていると、会場内に私のウクレレの生徒を発見!先生として正しい背中を生徒に見せなくてはならない。「ああ、どうしよう?プレッシャーだ。男が握手だけするのも気持ち悪いな。」見ていると、自分の手帳などにサインをしてもらっている人もいるようだが、そんなことは出来ない。話は少し飛ぶが、以前に私のフェイバリットギタリスト、ロベン・フォード様に「テーブルの上の紙ナプキン」にサインをしてもらっている輩を見たことがあるが、もし、私がゴルゴ13と同等かそれ以上の腕前のスナイパーであったなら、誰の依頼がなくとも間違いなく彼を殺っていたと思う。話を戻して・・「うう、どうしようか?えい!いっちまえっ!」っと、その日着ていったアロハシャツをガバッと脱いで、その背中にサインを書いてもらうことにした。そのアロハ、実はまだ袖を通したのが2度目のほとんど新品でちょっと悩んだのだが・・最前列の強力ファンにもうらやましがられた模様。思い切ってよかった。ちょっとした宝物がひとつ増えた。

2004/08/03(火)ウクレレケース・おまけ

ウクレレケースの話は完了したつもりであったが、ひとつ忘れていたので、おまけで前回の続き。フィギュアや人形などを扱うマニアのお店で「人形の持ち運び用ケース」が「楽器のハードケース」を改造して作られていた衝撃の事実を知った私は、それを黙っていることが出来ない。誰かに話したくて仕方ない衝動に駆られていた。で、その日の会議(だったか何だったか忘れた)に同席していたヤマハの社員さん(女性)に「めっちゃ面白いもの見せてあげるからちょっとつき合ってくれませんか?」とお願いして、その店に連れて行くことにしたのである。彼女はフィギュアやマニアックな人形も、その時初めて見るものだったかも知れない。私とて、ほとんどそうであったのだから。かなりびっくりしたと思う。そして「人形用改造楽器ケース」を見たときの驚きは想像以上のものであった。店を出てからのコメントに全ては集約されている。「今までね、電車なんかでヤマハのサイレントバイオリンのケース持ったおじさんなんか見るとね、『毎度ありがとうございます』とかね、『この売り上げの一部が私のお給料にもなってんのかなあ』って思ってね。『頑張ってくださいね』なんて心の中で声かけてたんですけどね、そうじゃないかも知れないんですよね?別のものが入ってるかも知れないんですよね?ショックだなあ。かつら先生に連れて来てもらわなかったら、一生知らない世界だったかも知れないですよ」と、ちょっぴりお怒りかも?ぐらい衝撃だった模様。ごめんね。だって、誰かに言いたくて言いたくて仕方なかったんですもの。

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