12月の日記ぢゃないけど
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2007/12/28(金)Misono440シリーズだ

長く続くどうでもいい話につき合っていただいて申し訳ない、今回は結論から。買いました、包丁。「Misono 440シリーズの18cm牛刀」Webなどであらかじめ目星をつけてあったものである。最終的に専門店で数本の18cm牛刀を見比べ、実際に触ってみて決めた。実は合羽橋で1件目に立ち寄った刃物店には目的のMisonoのそれ!の在庫がなく、その店のオリジナル商品?とかいうのを「これはホントに切れますよ」と、強力に薦められた。心が揺れそうになるのを、すんでの所で脱出したという経緯があり、購入を決めたお店の落ち着いた店員の態度には安心できた。また今回購入した包丁はプロの使用に充分耐えるモノで、価格は定価では1万円を越えるが、その店では充分な値引き販売をしていて、そのあたりも私の購買意欲を増進させた。購入できてめっちゃうれしい。帰りの電車の中で、どれほど包装から出して眺めたかったことか。帰宅して早速使ってみたが、切れる切れる。まっちゃ、みっちゃ、むっちゃ、めっちゃ切れるぜ。どのぐらい切れるって・・トマトを1mmのスライスにできますぜ。へへっ。

2007/12/21(金)そして合羽橋

また続きの話。どこから書けばいいのだろう?合羽橋はワンダーランドなのだ。どの店から、どうやって、何を見ればいいのか?道具街はホントにワンダーランドなのだ。食器やら鍋やらフライパンやら、見慣れた道具もあれば「何に使うんやろ?」という感じの道具もある。アイスクリームをすくうスプーンやら、お品書きを入れるファイルなど、必要であるわけないモノにも、ついつい手がのびてしまう。お店の看板やら厨房の器具、エプロンやらユニフォームにも目が移る。どうしましょう。とにかく興奮してアドレナリンがめちゃめちゃ分泌されているのが分かる。「青木まりこさん現象」が起こりそうになるのをひたすら我慢する。ここには気安く入れるトイレなどないのだ。ちょこっと2〜3軒見ただけで、私の脳は容量いっぱいになってしまい、軽い頭痛と眩暈感にさえ見舞われてしまった。果たして今日中に包丁は買って帰ることができるだろうか?ごめん、また続いてしまいました。

2007/12/14(金)グローバルが街にやって来る

しつこく続く、長い包丁の話に急転直下!「私もグローバルの包丁を使っているのですが、なかなか良く切れますよ。なんだったら貸してあげましょうか?」などという、めっちゃめちゃ親切な人が現れたのだ。こういうのを「渡りに船」って言うのだろうか。めっちゃ嬉しい、ギザうれしいを飛び越えて、ビッグバンうれぴいぞ。突然グローバルがうちにやって来たのだ。お借りしたのはグローバル21cm牛刀。剣のようなフォルムがかっこいい。早速使ってみるとホントに良く切れる。野菜などをきざむとサクサクという音がたいへん心地よい。私の持っている鋼の菜切り包丁の「完璧研ぎたての状態」と同様、いやいやそれ以上に切れる。すごいぞ。「研ぎたてなのか?」とも思ったのだが「いつ研いだかなー?くらい前ですよ」とのこと。ウッキー!それはすばらしい。前回の包丁屋のオヤジが言った「最近はステンレスでもいいものがあるよ」は本当だったのだ。料理番組などをあらためて観てみると、ほとんどがステンレスの包丁を使っている。やはり見た目が美しく、清潔であることがポイントであろうが、これだけ切れれば全く問題ない。前述のように私は鋼の包丁を使っていて、研ぐことも嫌いではないのだが、ついつい濡れたままで放っておいたりして錆びさせてしまう。今回は迷わずステンレスの包丁を買うことにする。この話、まだ続いてもいいんですか?

2007/12/09(日)何切るの?

出先で、とある刃物専門店に立ち寄ってみることにした。やはり専門店、そこにはまるで日本刀のようないかついモノからちっちゃいペティナイフ、中華包丁やそば切り包丁、その他、何に使うか分からないような特殊な形状の刃物も含め、ホントに色々な包丁が並んでいて、めちゃめちゃワクワクする。しばらく眺めていたのだが店員が近づいて来る様子はない。こういう専門店はそういう流儀なのであろうか?思い切って店主らしき男性に聞いてみる。「やはりステンレスより鋼の方が切れるんですか?」と。すると「そりゃ鋼の方が切れるだろうけど、最近はステンレスでもいいものがあるよ」と、ショーケースのガラス扉をガラガラガラーっと(おいおい、鍵かかってないのかよ)開けて「これはスウェーデン鋼で錆びるけどよく切れる」とか「これはステンレスで錆びない・・これは割り込みで、錆びにくい工夫が・・和包丁ならこういうのが良い。洋包丁だったらこのあたりが」などと親切に説明してくれながら8千円から1万円前後の物を数本並べてくれた。「やはりこのあたりの価格帯が良いですか?」と聞くと「そっちに4千円位のもあるけど比べちゃうとダメだね」とのこと。このあたりの専門的見解は小林カツ代氏の意見とも一致する。いろいろ触らせてもらえたが、気になっているグローバルについては、丁度在庫がないとのことで残念。そして店主の一言「で、何切るの?」私「・・・・」私は何を切るのだろう?良い包丁が欲しいのだが・・

2007/12/07(金)包丁が欲しい2

またまた続きの包丁の話である。包丁に関する調査はさらにさらに続けられている。良い包丁の必要条件は切れ味であり、次の充分条件として切れ味の持続性であることは容易に分かる。使われている材質の硬度が高くほど、耐摩耗性に優れるが、欠けたりしないように粘り強さも必要。 さらなる条件は研ぎ易さ。研げばすぐに鋭利な刃が付く包丁が良い包丁と言える。 しかし普通に考えて、すぐに研げる包丁は耐摩耗性に劣るという事なので、切れ味の持続性が良くないと言える。もう「どないせえちゅうねん、おとん!」と叫びたくなる。鋼とステンレスとを比べた場合、鋼の方が格段に研ぎ易い。 そういう意味では鋼の方が切れ味が良いとも言える。しかしながら鋼の包丁は手入れを怠ると錆びるのである。困ったなあもう。すみません、また続いてしまいました。

2007/12/05(水)包丁が欲しいのだが・・

またまた続きの包丁の話。良い包丁が欲しくなったのだが、調べれば調べるほど分からなくなって、めちゃめちゃ困った。餅は餅屋?で、知り合いの板前さんに相談してみると、次のような意見が返ってきた。▼グローバルプロは自分も使っている。衛生的には抜群だが、ステンレスなので切れ味には限界がある。▼築地などの包丁専門店に行っていろいろ触ってみるといい。▼1万円位でいいものがある。でも良く切れるというならもっと高いものがいい。▼良く切れる包丁ほど硬くて研ぐのが難しい。砥石もそれなりの高級品が必要。とのこと。砥石も調べてみると「ピンキリ」で良いものは1万円近くするようだ。ちょっと考えただけで包丁と砥石で2万円以上の予算になってしまうではないか!それはちょっと無理ですよ。ますます分からなくなってきました。うーーん、プロの板前さんには相談するべきではなかったかもね。やれやれ。

2007/12/03(月)悩んでいるというか・・

やはり前回からの続きになってしまった。包丁の話である。良い包丁が欲しくなって、どんな包丁を選べばよいのか調査することになったのだが、これがまたたいへんな作業である。ピンからキリまで、本当に星の数ほどあるのだ。選択肢が多い以上に情報がこれまた多すぎて困ってしまう。私の偏見と同様の意見として「ステンレスは切れ味で鋼(はがね)には勝てない」と言う人もいれば、それこそ偏見で「最近のステンレス包丁は鋼と同様に切れるものも存在する」と言う人もいる。「2千円ほどの包丁でもちゃんと研げば切れる」という人もいれば「包丁に関しては弘法筆を選ぶ」という人もいる。「我が社の包丁は2500円でもこんなに切れます」と、トマトの切断写真を掲載して販売している会社もある。「中間マージンを省いたのでこんなに安く・・」などと謳われると信じそうになる。三徳包丁がいいとか、牛刀がいいとか、モリブデンがどうの、スウェーデン鋼がこうの、青紙やら白紙やらと、調べれば調べるほどワケわかりません。とにかくWebは情報が多くて分からなくなってしまう。悩んであるというか、めちゃめちゃ困っているのです。この話、きっと続くのでしょう。

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