Modified: Saturday, June 19, 2004

2004年5月の日記ぢゃないけど

2004/05/27(木)まだ、やってるのん?

先日、東京駅で突然サラリーマン風の男性から「あ、けいちゃん。けいちゃんでしょ?」と、声をかけられた。「変わってへんからすぐ分かりましたわ。私、○○ですよ。○○です。」と、名乗ってくれたのだが全く思い出せない。「あの、失礼ですが、どちらの○○さんですか?」と、聞いてしまったが、学生時代に同じアパートに住んでいた後輩であった。○○君はスーツもよく似合う、仕事の出来そうなバリバリのサラリーマンに成長していた。 お互いの現在の状況を立ち話であったが少し話した。大阪に住んでいて、時々仕事で東京に来ているという。しかしこんなところでよく会えたものだ。しかもすぐに私だとわかって、よく声をかけてくれたものだ。少なくとも10年以上は経過しているというのに。「それで今、東京に住んではるんですか?ほんで、何やってはるんですか?」という彼の質問に「音楽やってるねん」と答えると、「まだ、やってるのん?」というあきれたような返事。そうなのだ。10年以上経っても、私はいまだに音楽をやっているのだ。多分一生やると思うけどね。

2004/05/24(月)小指の思い出、その後

前回からの続き。右手の小指が見事なまでに腫れ上がり、痛くて痛くてたまらなくなった。今度は定期的に通っている整体・接骨院、いわゆる「骨接ぎ」で診てもらうことにした。接骨院院長先生に「小指が痛いんです。」と見せると、「うわあ、すっごい腫れてるなあ、相当痛いでしょう?」と、なんだかニコニコ顔?。スタッフの皆さん(?)もみんな集まってきて「こんな腫れてる小指初めて見た」とか「すっごいなあ」とか、みんなニコニコしているような印象。何で笑うの??と思っていたら、いろいろ診察してもらった後「骨が折れてても、こんなには腫れません。骨接ぎの範疇ではないです。変な菌か何かが入ったかも知れないので、すぐに病院で血液検査をしなさい」と、けっこうシリアスな状態らしい。厳しい状態だと人間は笑うのかしら?指示通りに近くの病院でそのとおりに話して、レントゲンや血液検査などをしてもらった。結局のところが、折れてもいないし、白血球も問題なく、痛風の兆候もないとのこと。ぶつけた記憶もないし、結局原因不明なのだ。たいへん不気味ではあるが、抗生物質や抗炎症剤を処方してもらい、数日間その薬を飲み続けることで大事には至らずに済んだ。が、なんと不気味なことか?「原因不明で突然小指が腫れる」っていうのは、かなりインパクトがあるぞ。1週間たってやっとなんとか戻ってきたけど・・・変な呪いとかだけは勘弁してよね。ってホントはそんなの信じてないけどね。

2004/05/17(月)小指の思い出

土曜日から「右手の小指がなんか変。突き指したみたいな感じ」になった。アイシングなどをして、様子を見ていたが少しずつ症状が進んだ。日曜日、朝起きたら強烈な痛みで小指の第二関節がぱんぱんに腫れていた。何か特別なことをしたわけでもないし、どこかのぶつけた記憶もない。さらにアイシングを続けたが、痛みも腫れも症状は悪化するばかり。少し迷ったが、最悪のことにならないように救急病院に行くことにした。休日の病院なのでかなり待たされてたいへん疲れたが、レントゲンを撮ってもらい、骨には異常がないことが分かって一安心。医者からは、やはり「どこかにぶつけたような記憶はないですか?」と聞かれたが、全く思い当たるふしがない。「働くガッコバンド」の後、「うりゃあっ!」と呑んで酔っぱらったことは間違いないが、その時に何かやってしまったのだろうか?小指で誰かを「つんつん」したとか??なにしろ小指は痛いのだが「小指の思い出」はないんだよなあ。〜〜あなたが噛んだ 小指が痛い〜〜「小指の思い出」は伊藤ゆかりさんのヒット曲だったかな?

2004/05/15(土)働くガッコバンド

P.A.オペレーター熊谷さんからの依頼があり、木曜日金曜日の2日間、ガッコバンドの4人で「仕事!」をした。仕事の内容は「ヤマハの新製品デジタルミキサーのデモンストレーション」。主役はそのミキサーとそれを操る熊谷氏。バンドはあくまで脇役であり、お客さんはといえばプロのオペレーターやディーラーといった、かなり特殊な状況ではあったが、バンドで仕事ができるなんてうれしいではないか。それも旧友と一緒に仕事ができるというのは、相当な快感であった。「雲の向こう満天の星」を数回演奏したのだが、結果としては大きな事故もなく、私たちの役割も充分果たせたようで、私たちも一安心。イベントとしてもうまくいった様子。皆さんたいへん機嫌がよかったように思う。かなりお世辞が含まれてはいるだろうが「いい曲ですね。CDとか出てないんですか?Web配信とかされてないんですか?」とか何度も聞かれた。ヤマハのお偉いさんと思われる人たちが「信じるーよーにーー」なんてサビの部分を口ずさんでくれたりなんかして、「ホントにお役に立てたのね。」と思った。おだてられたら何でもするからまた呼んでね。

2004/05/10(月)ミルコ2

前々回のミルコの続き。その「生きた殺人兵器」そのもののミルコ・クロコップ選手が先日のPRIDE GP開幕戦初戦で敗れた。それもケビン・ランデルマンという、ある意味格下の選手にボコボコにされてしまったうえ、完璧なK.O.負けを喫してしまった。これには本当にびっくりし、TVの前で思い切り興奮した。K-1のリングからPRIDEに一人乗り込んできたミルコ・クロコップ選手。それまでは、PRIDEの選手達をばったばったと蹴り倒し、正に悪者ターミネーターという感じであった。私の大好きな桜庭和志選手の眼底を骨折させた後は「誰かミルコを止めてくれ!だれでもいいからやっつけてくれ!」という願いであった。昨年、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラというブラジリアン柔術の選手が初めてそのミルコ選手に黒星をつけた。寝技でミルコ選手からタップ(ギブ・アップ)を取った際には、感激のあまり泣いてしまった程であった。が、今回は全くの番狂わせ。GPにミルコの姿はもうないのである。残念でならない。ミルコ選手は母国クロアチアでも英雄扱いで、最近国会議員になった。小泉総理にPRIDEのオープンフィンガーグローブをプレゼントするシーンがニュースで流れた。だんだんとターミネーターではなくなっていった。ある試合後のマイクアピールを英語で喋った。その時、PRIDEをK1と言い間違え、思い切り照れてかわいい笑顔を見せた。ミルコの血はもう緑色ではなくなってしまっていたのだろう。カムバック!緑色のミルコ!目指せ「ターミネーター2・パート2」!

2004/05/06(木)斬鉄剣

前回のミルコの続きを書くべきところではあるが、あまりに驚いたのでこの話題を。ご存じ漫画「ルパン三世」の登場人物に「石川五右ェ門」という純和風の「サムライ」然とした男がいる。石川五右衛門の末裔に当たるという設定で剣の使い手。鉄はおろかダイヤモンドすら両断する切れ味を誇る「斬鉄剣(ざんてつけん)」という刀を持っていた。この「斬鉄剣」は数本の名刀を一緒に溶かして打ち直したという、由緒正しいのか正しくないのか、よく分からないがとにかくすごいものであるという、これまた設定であったが、何しろ切れ味がすごい。私の記憶が正しければ、自動車や飛行機などもまっぷたつに!すっぱり!切っていたように思う。漫画だからと思っていた。昨日のトリビアを見た人はもう分かるだろうが見ていない人のために説明する。番組では「日本刀とピストルはどっちが強いのか?」と言ったテーマで「固定された日本刀に向かって5mの地点からコルト・ガバメント45口径の弾丸を発射する」という試みがなされた。そして、なんと!日本刀はその弾丸をまっぷたつに切ってしまったのだ。その上、刃こぼれもしなかった。そうなのだ。日本刀はピストルの弾を切れるのだ。「斬鉄剣」は存在するのだ。と、いうか、その日本刀、特別なものではなく90万円程度の普通もの(?)だというのだ。数本の名刀を一緒に溶かして打ち直したりしなくとも、90万円出せば誰でも斬鉄剣を手に入れることができるのだ。テレビに向かって拍手しちゃった。すごーい。

2004/05/04(火)ミルコ

ミルコ・クロコップという格闘家がいる。K-1にいたときは現職のクロアチアの警察官(クロ・コップ)で、ミルコ・クロ・コップ・フィルポビッチと名乗っていたように思う。もとはボクシング出身でK-1の選手として有名になった。K-1においてもかなり強い選手ではあったのだが、3年ほど前、総合格闘技(寝技もアリ)のPRIDEに転向してからがむちゃくちゃ強い。ハイキック一発で対戦相手をノックダウンしてしまうのは当たり前。ミドルキックでも、あばらを折ったり、パンチ一発でボブ・サップの「ほお骨」を砕いたシーンは多くの人が見たと思う。さらには、リングにのびた相手に「もう一発トドメを入れる!」という冷酷さも持ち合わせ、「生きた殺人兵器」そのものである。いつもたいへんクールで表情もほとんど変わらない。インタビューなどでもすんごく冷静に?ほとんど何も答えない。なので私は「この人(の皮膚を)切ったら青か緑色の血が出るんじゃないか?」ぐらいまで思っていた。「ミルコでターミネーター2の実写版(ぢゃあ、あの映画は実写版ぢゃないのか?)を撮ればいいのに」とも思った。「ターミネーター2・パート2」だ!これは画期的だ。すごいかも知れない。続きます。