2005/02/07(月)こんなものまで直しますのよ
ご存知のように私はライブなどで、一般にブルースハープと呼ばれるハーモニカを吹いているが、これも使っているうちにピッチ(音程)が怪しくなってくる。大抵は正しい音より下がってくる。原因はよくわからないが、ハーモニカのリードは真鍮などの金属であるから、金属疲労か?またはサビなどによってリードが重くなって震えにくくなっているのか?と、想像している。何れにしろ、下がったピッチを元通りに正しく「調律」してやる必要が出てきたわけである。どうするか?というと、簡単に説明すると、ハーモニカを分解しピッチの下がったリードを金属用のヤスリで微妙に削ることで、正しい音程まで上げてやるのだ。あまりに簡単な説明であるが、その方法は職人技っぽいコツがあるので一般ピープルは試さない方がいいと思う。私も慣れるまでに、いくつかハーモニカをこわした。明日は来る2/10(木)のGakkoLiveに向けての最終リハ(といっても3回目だけど)。久しぶりにハーモニカの調律をした。先日のリハですごくピッチの気になるハーモニカがあったので、すごくすっきりした気分。気持ちええです。2/10(木)は皆さんお誘い合わせの上、GakkoLiveへどうぞお越しください。よろしく。
2005/01/18(火)モノを直すということ2
先日、自宅での録音などに使っているデジタルのギター用プリアンプの調子が悪くなった。思い切りデジタル仕様で、パラメーターと名付けられた「360度以上、何回転でも自由に動くツマミ」でエフェクトの種類やら、番号やら、何でもかんでも選んだり、設定したりするものであるのだが、この動きが悪くなった。数字が思い切り飛んだり、あるいは突然戻ったりして思うように設定できないのでイライラする。Webで調べてみると、ロータリーエンコーダーという部品で、1個、数百円〜千数百円、消耗品であるらしい。自分で部品を取り替えようと思ってメーカーに問い合わせると「部品の供給は出来ない。楽器店経由で修理に出して下さい。」との返事。今までの経験から推測すると、修理に出すと技術料などで1万円前後取られるに違いない。ここですぐに諦めるわけにはいかないのである。さっそく機械をばらし、基板に半田付けされている、そのロータリーエンコーダーを外して秋葉原へと出かけた。パーツ屋を片っ端から回り、「このパーツが欲しいんですが置いてませんでしょうか?」と聞いた。秋葉原のマニアックなパーツ屋には、めっちゃマニアックな店員、店主なども存在し、私の問いかけに返事さえしてくれないという場面もあった。たいへんヘビーな「ローラー作戦」は約半日展開されたが、得られた成果といえば「そのパーツはそのプリアンプ用に作られた特注品であるらしい」ということだけであった。だが「仕方がないから諦めよう」ではなかった。長いこと音楽をやっていると、知り合いやら友達やら「蛇の道は蛇ルート」があるものである。結局「ある蛇ルート」からパーツを取り寄せて、見事に修理することが出来たのだ。めでたしめでたし。諦めないで頑張ったら、「めっちゃめっちゃ気持ちええ」んだぞ。
2005/01/12(水)モノを直すということ
モノを直すということ、つまりは修理をすることであるが、これが大好きである。自転車のパンクなどは必ず自分で修理する。うまくいった時の快感がたまらないからだ。昨年の年末あたりも、たくさん所有するヘッドホンのひとつの片耳が鳴らなくなった。忙しい時期であったが、気になって仕方なかったので思い切ってばらしてみることにした。断線している様子などは確認できなかったが、「ダメだったら捨てればいいや。」と、いわゆるダメモトで怪しそうな電線の部分を切って、半田付けをやり直した。するとウソみたいに完全復活!なんだか前より音が良くなったような錯覚が起こるほどの快感であった。その次は電気ストーブであった。セラミックの管の中のニクロム線が加熱される簡単な構造の安価な反射式電気ストーブであるが、自宅で仕事をする時、足下などを温めてくれるアイテムであった。その2本あるニクロム線の片方が発熱なくなってしまっていた。これもニクロム線の断線である可能性が高いのではないかと判断し、部品さえ交換すれば修理可能だと考え、思い切ってばらした。チープな製品なので、ばらすのには少々手こずったがニクロム線が切れたのではなく、いわゆる接触不良だっただけなので費用はかからずに修理完了。祈るような気持ちでスイッチを入れ、両方のニクロム線が赤く、熱くなってきたときは思わず「ニンマリ」してしまう程の快感であった。夜中に電気ストーブを見つめて「ニンマリ」しているなんて相当気持ち悪いとは思うが、モノを直すということ、それは地球にもやさしいし、自分にもすごく優しい行為であるように思う。ストレス解消になっているようにも思うのだ。なにしろ快感!「めっちゃ気持ちええ!」のだよ。
2005/01/05(水)仕事始め
主に音楽用に使っているi-Bookの調子が悪く、だいぶ前からストレスを感じていた。OS.10.3などを欲張って入れたのが失敗だった気がする。なんとかしようと思いながら延び延びになっていた作業を今年の仕事始めにすることにした。先ずは外付けハードディスクを購入。そこにデータを移してからi-Bookを初期化してしまおうという、大プロジェクトを計画したのだが・・i-Book君の病状は思いのほか重傷であったらしく、買ってきた外付けハードディスクをうまく認識できないばかりか、ちょっとした作業も動きが悪く、すぐにフリーズしてしまう。年頭からこんなことでは縁起が悪いというか、けったくそ悪いではないか(私の生まれた地方の方言かな?)。今年1年を占うわけではないが、これは何としてでも成功させなければいけない。と、かなり真剣に努力と忍耐を続けた。その結果!できましたできました。物理フォーマットで完璧に初期化。ディスクをパーティションで仕切って・・かっこいいぞ!当たり前だがフリーズなんてしないし、サクサク動く。ハードディスクもデスクトップもまっさら!まっさらさらのさらっぴーん(これも私の生まれた地方の方言かな?)。「きんもちええ!めっちゃ気持ちええ!」そんな言葉を何度も叫ぶ、幸せな1年でありますように。
皆様どうぞ今年もよろしくお願いします。
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