Modified: Wednesday, April 4, 2007

2007年3月の日記ぢゃないけど

2007/03/30(金)上木人四

前回の続きの話「打ち込み」について書かなければいけないところであるが、突然!フラッシュバックのように幼い頃の思い出がよみがえったので記しておきたい。先日、植木等さん死去のニュースが流れた。氏は日本を代表するコメディアンであり「クレージーキャッツ」のメンバーで歌手・ミュージシャンとしても一流、「無責任」シリーズなどの映画も有名で俳優としても活躍した。私の母が氏のファンだったのかも知れない。幼かった私も、氏が出演するTV番組は好んで見たような気がする。ある日、小学校から帰って来た私は母に「『うえきひとし』と漢字で書ける。」と宣言し、彼女が和裁をしていた「へら台」(和裁をする時に台の上に広げる厚紙のようなもので作られた専用の道具。5〜6枚にぱたんぱたんと折りたためる。)になんと『上木人四』と落書きしたのである。何ということをしてしまったのだろう。彼女の和裁は趣味とは言え、私たちの浴衣はもちろん、着物や羽織まで?縫ってしまう本格的なものだった。なので、そのへら台は彼女にとっては大事なものである以上に神聖な場所だったに違いない。しかしながら、その落書きに関しては、なぜか全く怒られなかった。その後、我に返った?私はそのへら台の「上木人四」の文字を見る度に「悪い事したなあ」と心が痛んだ。しかし、なんでこんなこと思い出したんやろ?思い出って不思議やな。しみじみ。

2007/03/26(月)打ち込み

最近、ゴスのオケを作らないといけないという必要に迫られ、PCを使っていわゆる「打ち込み」という作業をしている。得意ではないというより、かなり苦手な分野で苦労している。具体的には「シーケンサーソフト」と呼ばれる「演奏データを入力、再生することで自動演奏を行うことを目的としたソフトウエア」の画面にデータを入力していくことである。「 譜面入力」と言ってシーケンスソフトの画面上に表示される五線譜に音符や調号を貼り付けていく入力方法もあるのだが、そんな入力方法でまともな音楽になるはずもなく、また私自身が「楽譜」で育っていないので、ひとつひとつの音を機械的に打ち込んでいく方法を採っている。先ずはざっくりとドラムのパターンを打ち込み、曲の構成どおりに小節数を決めてマークを付ける。次にだいたいのベースを打ち込んで曲のコードが分かるようにして・・・うーん、説明するの難しいな。長くなりそうなので続きます。

2007/03/22(木)コマネチ大学数学科3

続きの話。「6人でプレゼント交換をする。自分のプレゼントをもらわない配り方は何通りあるか?」という問題についてご要望をいただいたので、あまり自信がないというのが正直なところであるが解説する。自分のプレゼントをもらわないような配り方を完全順列と呼び、その総数をモンモール数というらしい。要素が{1}のとき、つまり一人でのプレゼント交換では完全順列はなし、要素が2つ{1,2}のとき、二人でのプレゼント交換であれば完全順列は(2,1)の1通りでモンモール数は1。要素が3つ{1,2,3}のとき完全順列は(2,3,1)と(3,1,2)の2通りでモンモール数は2になる。この2という数字は実は(要素の数3-1)×(要素が2のときのモンモール数1+要素が1のときのモンモール数0)=2×1=2で得られるというのだ。そうすると要素が4の場合は(要素の4-1)×(要素が3のときのモンモール数2+要素が2のときのモンモール数1)=3×3=9となる。同様にすれば要素が5の場合は(5-1)×(9+2)=4×11=44。そして問題の要素が6の場合は(6-1)×(44+9)=5×53=265となり、容易に解答が得られるというのだ。そして悔しいのでもう一度、最初から数え直してみたのだが「この数式の意味が分かったような錯覚」だけは感じることができた。この式に当てはめれば7人の場合も1854という答えが一瞬でもとめられる。あんまし分かってないけど「数学ってすごい」ってことだけは確信できるぜ。

2007/03/19(月)コマネチ大学数学科2

前々回からの続き。「たけしのコマネチ大学数学科」で出題された「6人でプレゼント交換をする。自分のプレゼントをもらわない配り方は何通りあるか?」という問題。数日に渡って計算を繰り返したがその答えをどうやっても正解に導くことができず、悔しいながら仕方なく録画した番組の解説を観ることにした。ダンカン氏率いるコマ大チームは「力技?」を得意としていて、全ての配り方を数えて265通りで正解。現役東大生チーム(女子2名)はすごく論理的に場合場合で計算して正解。さすがである。マス北野氏は私と同じ発想で「ダメな場合」を数えてしまって実力を発揮できず、答えを出せずに終わった。番組中の特別顧問と呼ばれる先生によると、これは「モンモール数」と呼ばれる計算であるとのこと。解説はたいへん論理明解。一見、難解そうに見えるのだが実際には以外にも単純なのだと驚く。ここ数日、電車に乗ると必ず大学ノートを広げて計算を続けた。場合場合に分けて数えてもみた。それなりの法則性のようなものも解りかけていたつもりになっていた。それでも答えの出せなかった難題が一瞬で簡単に解答される。めっちゃ悔しいぞ。自分自身でもかなり「負けず嫌い」だと思う。でも、こういう行為こそ「脳トレ」と呼ぶべきではなかろうか?と思うのだが。うーん、ホントに「負けず嫌い」だ。

2007/03/16(金)コマネチ大学数学科

前回からの続き。「たけしのコマネチ大学数学科」で出題された「6人でプレゼント交換をする。自分のプレゼントをもらわない配り方は何通りあるか?」というマジな問題。「これなら解けるかも?」と計算にとりかかった。先ず、3人でプレゼント交換をする場合を考えると、3×2=6通りあるのだが、そのうち4通りは誰かが自分のプレゼントをもらってしまい、該当する配り方は2通りしかない。4人の場合は4×3×2=24通りあるうち15通りがダメで、OKなのは9通りだけである。5人の場合は・・・もちろん計算中はHD-VIDEOは停止しての真剣勝負である。 ダメな場合を数えて全体からマイナスする方法がいいのではないかと考えて何とか答えを導き出す。そしてビデオを早送りして答えをチラ見すると・・これがぜんぜん違うのである。「なんだよ〜(x_x)」と最初からやり直し。今度はダメな場合ではなく、OKな場合を計算していく方法に作戦を変更する。しかしながら、これがどうやっても正しい答えにたどり着かない。実はこの時点で2〜3日経過している。全部の場合を書き出して数えた方が早くないか?ごめん、続いてしまいました。

2007/03/12(月)脳トレ?

今、脳トレブームとかで、書店などにはたくさんのパズルやクイズの本などが並べられているが、それだけではない。電子ゲームでも「脳トレ」をテーマにしたソフトがあったり、「漢字の書き取り」のゲームソフトまであり、そんなものまでもを「脳トレ」と呼んだりして、もうワケがわからない。はたしてそんなモノが「脳トレ」と呼べるのだろうか?漢字の書き取りならば「漢字練習帳」が最適だと思うのだが。閑話休題。 深夜のTV番組で「たけしのコマネチ大学数学科」というのがあり、よく観ている。もちろん数学をテーマにしているのだが、これがかなりアカデミックで難しく、録画して観るようにしている。時々は難しすぎて何が何だか解らないこともある。「なんちゃーらの法則」やら「かんたーら関数」などが登場すると迷宮に入る。先日はこんな問題が出題された。「6人でプレゼント交換をする。自分のプレゼントをもらわない配り方は何通りあるか?」というものである。「これなら解けるかも?」と計算にとりかかったのだが・・長くなりそうなので続きます。

2007/03/08(木)合ってる、すげえ

昨日、ここ数日の作業を終え、やっと確定申告を済ませることができた。確定申告の話題は毎年必ずこの日記ぢゃに登場するが、そのぐらい私にとっては一大イベントなのである。その大仕事を終了させると、ものすごーく晴々とした気持ちになる。昨日もめっちゃ爽快な気分になってワインを買いに行った。(なんのこっちゃ。)昨年あたりから表計算ソフトを大々的に取り入れ、大幅に時間を短縮できたように思う。この「思う」というのは、それでも手計算してしまうことに由来する。各項目に数字を入れていくと表計算ソフトは勝手に計算をしてくれるのだが、私はこの数字を心底信じていないようで、もう一度確かめるかのように電卓をたたく。もちろんのこと合計は合っている。その合っている数字を確かめると「合ってる、すげえ」と、すごく満足して納得する。 たまに合わない時がある。そんなときは確実に私の手計算が間違っていて、もう一度やり直して確認する。そしてあらためて「合ってる、すげえ」と納得するのである。うーーん、まったく私は何をしているのだらふ?