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自作ヘッドホンアンプの歴史?
今回の製作でヘッドホンアンプを何台も作っていることに気がついた。 07/07/04 機材部屋Topに戻る
ヘッドホンとヘッドホンアンプ
機材のチェックにはヘッドホンを使うことが多い。数年前にAKG K240というモニターヘッドホンを購入したのだが、一般のヘッドホンの出力インピーダンスが30〜50オームなのに対して、こいつは600オームと非常に高く、一般の機材では音量が足りなくてたいへん使いにくい。そのあたりもあってヘッドホンアンプを自作しようとしたことがきっかけだったと思う。
思い返してみると、何台も製作していることが分かった。整理しておくことにする。
初代ヘッドホンアンプ 2001年製作
LM386というオーディオパワーアンプ用のICを使って製作。ケースはギター用の足踏み式エフェクターの残骸を流用。
機材の購入の際には、これ!とヘッドホンを持って行くことで失敗が少なくなった。音も良く分かるし、小さなノイズなども聞き取れるからだ。
ICがひとつだとモノラルの入力で出力も勿論モノラルであったが、結構重宝した覚えがある。ソニーのヘッドホンCD-570では充分な出力が得られたが、AKG K240でボリュームを上げるとサーノイズが目立った。
初代ヘッドホンアンプ 中身
JRCのLM386というオーディオパワーアンプ用のICが見える。出力のカップリングコンデンサーはMUSE、1000マイクロほどのでかいものを選んだ。ニチコンMUSEとの出会いであった気がする。
MUSEは緑色の外見が美しいだけでなく、出てくる音もたいへん美しい気がする。値段も手頃で、これ以来よく使いようになった。製造中止になったとの噂を聞いて、買い占めたい気持ちにもなる。
その他の部品はすべて汎用品 回路図はこちら
2001年製作?2台目はステレオ仕様。秋葉原、秋月電子通商のキットで製作。
当時、古いモノラルのテレビを持っていて、ビデオなどを観る場合にステレオ出力でないと面白くない場合があり、ビデオの出力から直接このヘッドホンアンプにつないでステレオで聞く!という裏技?で深夜のTVを楽しんでいたように思う。 右に見えるRCAピンケーブルは入出力を兼ねる。つまり、ビデオとテレビの間に挟めばいい。電源On時のバツッ!というノイズがひどかったが、音はなかなかのものだったように思う。
秋葉原、秋月電子通商のキット。2回路入り低電圧動作パワーアンプNJM2073というICを使用したものだ。基板とパーツがで400円くらいだったように記憶する。ケースなどは自分で用意した。現在も販売されているかは不明。
しかしながら、これもモニターヘッドホンAKG K240での使用に適したものではなかったので、深夜のTV観賞用におさまってしまったのだ。
回路図はこちら
というわけですが、ヘッドホンアンプの歴史はまだまだ続きます。
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