2009/11/17(火)第3のビール 7
またまた続きの話。第3のビール、どんどん新製品が発売され、検証が追いつかない。しかしながら最近「少しアルコール度数の高い製品」が各社から発売されていて、これからの「業界の流れ」とも言えるのかもしれない。ここは検証せざるをえないであろう。今回の参戦選手は「ザ・ストレート」「ストロングセブン」「ジョッキ生8クリアストロング」の3人。それぞれのアルコール度数はそれぞれ6%、7%、8%でどんな戦いになるのか期待が高まる。この3選手でタイトル挑戦権をかけて巴戦?を戦い、栄えある優勝者は、ディフェンディングチャンピオンである「新しい田村さん」とタイトル戦を戦っていただくことにした。そして「第3のビールのリアルチャンピオン」を決定しようと言う試みだ。なんだか内藤vs亀田戦みたいにワクワクするではないか。今日は「ささっと最終話」としたかったのだが続いてしまいました。ごめんね。
2009/11/06(金)第3のビール 6
追報告。その日はサントリーモルツを飲んでいた。第3のビールについてこんなに熱く語っているのにリアルビールかよ!とつっこまれそうであるが、私は麦芽とホップだけで作られた「モルツ系のビール」が好きなのだ。あははは。1本飲んで「もうちょっと飲みたいなあ」と冷蔵庫を覗いたが、もう冷えたリアルビールはないという緊急事態になった。ただ1本、第3のビール「田村さん」だけが静かに冷えてたたずんでいる。ここはもうチャレンジするしかないだろう、と飲んでみることにした。「リアルビール」VS「ディフェンディングチャンピオン田村さん」のガチンコ対決となったのだが、結果は予想通り、リアルビールの圧勝。あたりまえである。階級が違う。体重(価格)差が70kg(円)程もある。さらに前にも書いたが、ビールと比べて「どっちがビールか?」と聞いているのだったらルールがむちゃくちゃである。ところが、そんな時、こんな報告が届いた。「 我が家では、最近新しい田村さんを愛飲してます。 夫は『悪くないぢゃん。これの後のEBISUが余計に美味い〜。』とセットで飲んでます。」とのこと。逆転の発想、このアイデアは凄い。家計にやさしい新しい田村さん、やはり第3のビールのディフェンディングチャンピオンである。
2009/11/02(月)第3のビール 5
数回前からの続きの話である。約束の発表が遅れて申し訳ない。新製品がどんどん発売されていて検証が追いつかないというのが実状であるが、暫定王者だけでも発表しなければならない。第3のビール、製造の技術はどんどんと進んでいると思われる。というのも、浜ちゃんのヤツが一番売れていると言われていたようだが、いろいろ飲み比べてみると、もうすでに少し古いイメージだ。壇さんのヤツも同様、1世代古いかも知れない。それよりも桃井さんやウッチーのが新しく、いろんな意味で新鮮な味がする。一昔前の発泡酒などとは一線を画している。そして今回!暫定王者とはいえ、見事「1等賞!」に輝いたのは「田村さん」だ。それも「新しい田村さん?」は何も言われなければホントにビールと間違えるであろう。さらっとしていて旨い。何よりキレがよく発泡酒にありがちな飲んだ後の薬っぽい臭みが全くない。ウソだと思っていたあの「ビールと間違えちゃえました〜ハハハー」というベタベタのCMは、それだけ自信があった上で製作されたのだなあ、と思う。田村さんのこと疑ってすみませんでした。
2009/10/29(木)第3のビール 4
数回前からの続きの話。 第3のビールと呼ばれるものは、大きくわけて2種類あり、「その他の醸造酒(発泡性)」と表記されているものは大豆やトウモロコシを原料としている場合が多く、「リキュール(発泡性)」と書いてあるものは、発泡酒に麦由来のスピリッツや焼酎を加えて造られることが多いようだ。検証の結果、前者の場合は申し訳ないのだが、ビールに近づけようとするのは無理があり、後者の方が当然、麦芽やホップの香りがして、よりビールに近いことが分かった。そう言えば最近、高田延彦氏がCMで「麦だからどうのこうの」というようなことを言っていたと思う。「その他の醸造酒」の名誉のために言っておくが、決してまずくはない。ビールと比べるからいけないのだ。ビールと比べて「どっちがビールか?」と聞いているのだったら酷だ。100円ちょっとでこの味はすごいと思う。そしてそれからは多くの「リキュール(発泡性)」と書いてある商品を引き続き試飲検証していった。これがかなり接戦、判定はたいへん難しかった。そして一番美味しいと感じたのは・・明日発表することにします。ひっぱるなあ。
2009/10/28(水)第3のビール 3
続きの話である。第3のビールについての検証を重ねた。「どれが1番旨いのか?」を決定しようと試みたが、業界は想像以上に頑張っていて、どれも悪くないというのがファーストインプレッション。個人的な好みの分かれるところであると思うが、軽い感じのさらっとしたものは飲みやすいが逆に言うとコクが無く、味の濃いものは悪く言えば重くキレの悪い感じがする。うーーん、呑めば呑むほど分からない。が、「その他の醸造酒(発泡性)」と表記されているものと「リキュール(発泡性)」とされているもので大きく印象が異なるように感じた。「その他の醸造酒(発泡性)」と書かれているもの、つまりは原料を麦芽以外にしているものは明らかにビールとは遠い存在で、無理してビールに近づけるのは正直しんどい。ビールは漢字では「麦酒」と表記されるから大豆やトウモロコシを原料として造った酒を「麦酒」と呼ぶのは詐欺かも知れない。「リキュール(発泡性)」と書かれているものの方は発泡酒などよりビールに近いものもあるような?気がした。この話、まだ続いていいですか?
2009/10/27(火)第3のビール2
続きの話なのに更新が遅くなった。ごめんであるが第3のビールについての検証を重ねていたのだ。第3のビールというのは 「原料を麦芽以外」にしたり「発泡酒に別のアルコール飲料(麦由来のスピリッツや焼酎)を混ぜる」などして作られた、ビール風味の発泡アルコール飲料のことである。が、前者の「原料を麦芽以外」にした場合は法律上「その他の醸造酒(発泡性)」に属し、後者の場合は「リキュール(発泡性)」に分類されるという。よく見ると、商品の缶にもそのような分類の表記がしてあり、ビールや発泡酒ではないことを高らかに主張している。そして肝心の味、飲んでみた結果なのだが、全体的にどれも悪くないというか、業界は頑張っていると思う。結局20種類近くの「第3のビール」を試してみることになったのだが、呑めば呑むほど「どれが旨いか?」が分からない。分かりにくいものは複数回に渡って検証を繰り返したが、1日に何本も飲み比べるわけにもいかず、飲むうちに酔っぱらっていくのも避けがたい事実であるから、さらに呑めば呑むほど分からなくなっていくのである。明日に続きます。
2009/10/14(水)第3のビール
発泡酒に続く「ビール風味の発泡アルコール飲料」のことを「第3のビール」と呼んでいるが、何をもって「第3のビール」と言われるのかをご存知であろうか?発泡酒にしろ第3のビールにしろ、すべては酒税法上の節税?から生まれた商品であり、いかに味をキープしながら税金を逃れて価格を抑えた商品を作るか?で各社日夜努力を重ねている。で、第3のビールというのは 「原料を麦芽以外」にしたり「発泡酒に別のアルコール飲料(麦由来のスピリッツや焼酎)を混ぜる」などして 発泡酒よりさらに酒税を低くできるように工夫しているというのだ。私的には、発泡酒でさえあまり好きにはなれなかったのだが、そんなことで果たして旨い飲み物が出来上がるのだらふか?いささか不安に感じながらも「どんなモノなんだろう?」と、ビールを買ったついでに、3種ほどもの「第3のビール」を購入してしまった。長くなりそうなので続きます。