2007年に作ったヘッドホンアンプの調子が悪くなって、いろいろ触っているうっちにトランジスタから煙が出て・・びっくりした。 で、今回、Mixer-HPAと同じ、Soramimiさんから購入した「SAITAMA HA-1改」の基板をもう一度購入して移植する事にした。今回は±15Vを供給できるように改造する。回路図 まずは基板の要らない部分をカット |
|||
前回と同様、オペアンプのプラス入力からアースにつながっている10kΩ抵抗を半固定抵抗にすることにした。 その半固定抵抗用の穴を空けた。 前回はこの作戦で、両チャンネルのオフセットを0mVに調節することが出来た。 |
|||
前回は10kΩの半固定抵抗で、両チャンネルのオフセットを0mVに調節することが出来た。 今回は20kΩの半固定抵抗にした。ただなんとなくだけど。
|
|||
で、基板ウラはこんな感じで配線されている。今回もうまくいってくれるといいのだが。 |
|||
パーツは前回とほとんど同じ。 真ん中下のレーススプリッター回路は今回は必要ないのでかえって簡単なくらい。 電圧を上げるので、出力の抵抗を4.7Ωから10Ωに変更してある。 外部から±15V両電源を供給する。 |
|||
前のケースのまま、中身を変えるだけなのでケース加工などが必要なくそのまますんなり作業は進んだ。 |
|||
今回不思議だったのは、オフセット調整用の半固定抵抗を動かしても、全くもれ電流は変化しなかった。 前回採用したMUSES8820では、全く変化しないどころか突然1.5Vもの電流が発生。その時接続していたイヤホンを昇天させてしまった。トホホである。1000円くらいのヤツでよかった。MUSES8820の耐圧が±16Vなのが原因と見られる。一瞬16V以上流れたのだろう。 耐圧±18VのOPA2604に変えるとめっちゃいい感じで鳴った。もれ電流も両チャンネル共0.3mV程度と優秀。 |
|||
外見は2007年に作ったヘッドホンアンプのまんま!であるが、中身は強力に高音質化に成功した。ボリュームを最大にしてもノイズも全くないし、強力な音も、繊細な音も確実に再生してくれる。 これはすごい。大成功。 外部電源についてもいつか紹介しなければいけませんね。 |
自作機材のIndex
●ヘッドホンアンプ±15V両電源仕様」
●Cry Babyリニューアル
●TDA1552Qパワーアンプの製作
●Cry Babyリニューアル
●TDA1552Qパワーアンプの製作
●ミキサー付きヘッドホンアンプの製作
●USB DAコンバーターの製作
●Landgraff の製作
●イヤモニター延長ケーブルの製作
●Klon Centaur の製作
●パッチケーブルの製作
●電源タップ-コンセントボックス
●電源ケーブルの製作
●スピーカースタンドの製作
●オードリーバッファー改造
●自作ヘッドホンアンプの歴史
●New Headphone Amp 2007
●New Preamp Project
●オードリーちゃん大改造計画